人は見た目という他人軸

かなり前のことになる。
学生時代のあだ名は体格が良いので「ドン」
異性からは服装へのバッシング、身内からも見た目を話題の中心とされ、物心付いたころから肥満体型の私だったが、とある推しができたことにより食事制限、筋トレを行い−20kgを達成した

様々な服が入る、膝が痛くないなど身の回りのことで楽になったことは多かったが
他人軸で生きてきた自分が一番関わっては行けないと思ったのが美しいものは正しい、美しいものだけが好きという思考の人々だった。

最盛期には声がかかったり人に紹介されたり褒められたりとてもありがたいことだったが
7kgリバウンドしたところ今まで何もなかったかのように周りは静かになった。
今は他の綺麗なものに目移りして持て囃しているようだ。
最初は自己嫌悪に陥ったが、無理して痩せようとも思わないし今は己をそこまで奮い立たせるものもないので食事を見直して行こうと思うぐらいだ。

一方で趣味が合う、昔からの付き合いという人は私が痩せたときも太ったときも大きなリアクションは特になく平行線の友情を保ってくれている。
着飾ったアフタヌーンティーで他者を見ながら優越感を満たすよりも、私はカジュアル着でマックのコーヒーを飲み馬鹿げた話をしながら持ち寄ったゲームで遊べる友人が好きだ